木村沙織が手掛けるカフェの現在地と夫と歩んだ飲食業の舞台裏
木村 沙織 カフェは、コートを離れた元バレーボール日本代表のエースが描いた新しい挑戦の象徴だ。現役時代、圧倒的なスパイクと弾ける笑顔で日本中を熱狂させた彼女が、引退後に選んだ舞台は「食」と「居心地の良い空間」を提供する場だった。
大阪の北堀江で産声を上げたオリジナルブランド「SUNNY Thirty Two Club」をはじめ、メディアで大きく報じられた木村 沙織 カフェのプロジェクトは、単なるタレントショップの枠を超え、多くのファンやコーヒー愛好家を魅了してきた。スポーツ界のスターがなぜ飲食業に飛び込み、どのような道のりを歩んできたのか。2026年現在の最新動向とあわせて追った。
元日本代表・木村沙織がプロデュースしたカフェの歩み
長年にわたり女子バレーボール界を牽引し、日本バレーボール協会を象徴する顔として活躍した木村沙織。代表チーム「火の鳥NIPPON」の主将を務め上げ、ロンドン五輪での銅メダル獲得など数々の偉業を成し遂げた彼女が、次なる人生のステップとして選んだのがカフェプロデュースだった。
第一線で戦い続けた現役生活に終止符を打った後、彼女が抱いていたのは「誰もが気軽に立ち寄り、ホッと息をつける場所を作りたい」というシンプルな想いだ。その理念を結実させたのが、大阪・北堀江にオープンさせた「SUNNY Thirty Two Club」だった。開店直後から全国からファンが詰めかけ、連日長蛇の列を作るほどの賑わいを見せた。
2026年最新状況:現在の営業店舗とポップアップ展開
実店舗としての常設営業をひとつの区切りとし、現在はオンラインストアの運営や期間限定のポップアップストア、各種コラボレーションイベントを中心とした柔軟なスタイルの活動へとシフトしている。店舗に囚われないこのフレキシブルなアプローチは、全国に分散するファンへ直接届く機会を生み出した。
2026年現在も、東京や名古屋、福岡などの主要都市の百貨店や商業施設で展開される期間限定ショップは大盛況を博している。最新のポップアップスケジュールや新作限定グッズの発売情報は、発表されるたびにSNS上で大きな反響を呼んでいる。
SUNNY Thirty Two Clubのこだわりメニューと人気アイテム
ブランドの根幹をなす「SUNNY Thirty Two Club」では、味覚と視覚の双方で訪れる者を魅了するメニュー開発が行われてきた。特に高い評価を得ているのが、厳選された豆を使用したスペシャルティコーヒーと、食感にこだわり抜いた自家製スイーツだ。
なかでも人気を集めるオリジナルブレンドコーヒーは、豊かな香りとすっきりとした後味が特徴で、甘さ控えめのドーナツや焼き菓子との相性が抜群だ。さらに、アパレル商品やタンブラー、トートバッグなどのオリジナルグッズも根強い人気を誇る。シンプルでありながら洗練されたデザインは、日常にささやかな彩りを添えてくれる。
元アスリート夫婦・日高裕次郎との知られざる経営秘話
このカフェプロジェクトを支える影の立役者が、夫であり元インドア・ビーチバレー選手の日高裕次郎の存在だ。夫婦で同じスポーツの世界を生き抜いてきた二人が、タッグを組んで飲食業という新たなフィールドに挑んだ。
経営の裏側には、アスリート特有のチームワークと役割分担が存在する。木村沙織が店舗のコンセプトやデザイン、メニューのビジュアル発想を担う一方、日高裕次郎は店舗のオペレーションや品質管理、仕入れなどの実務面を強固にサポート。時には意見がぶつかり合うこともあったというが、お互いへの深い信頼と「良い空間を作りたい」という共通の目標が、事業を成長させる最大の原動力となった。
InstagramとTBS番組出演で広がる「コート外」の発信力
情報の要となっているのが、公式Instagramを通じたダイレクトな発信だ。日常のワンシーンや商品に込めた思い、イベントの舞台裏などが飾らない言葉で綴られ、多くのフォロワーの共感を呼んでいる。
また、TBS系列をはじめとする大手メディアやバラエティ番組への出演時にも、セカンドキャリアとしてのカフェ運営や夫婦のライフスタイルが取り上げられ、大きな話題となった。テレビでの露出が引き金となり、バレーボールファン以外の層にも認知が広がり、ブランド価値を高める相乗効果を生み出している。
スポーツから飲食業へ:日本バレーボール協会元主将のセカンドキャリア
アスリートの引退後のキャリア形成は、スポーツ界全体にとって長年の課題とされてきた。日本バレーボール協会をはじめとする競技団体にとっても、トップ選手がどのようなセカンドキャリアを築くかは大きな注目テーマだ。
木村沙織が見せた「スポーツ」から「飲食業」への転身と定着は、現役選手たちにとっても大いなる希望となっている。コート上で発揮していた集中力、人間力、そしてファンとの繋がりを大切にする姿勢は、ビジネスの現場においても遺憾なく発揮されている。元主将としての経験は、新しい舞台でも見事な花を咲かせている。 (出典: 木村 沙織 カフェ(Yahoo!ニュース))