キンプリやスノの名演総括!今なお語り継がれる奇跡の冬ステージ
fns歌謡祭 2022 ジャニーズの熱狂は、音楽シーンの記憶に鮮烈な残像を刻みつけている。フジテレビジョンが総力を結集した冬の風物詩において、ステージから放たれた閃光のようなエネルギーは、生放送の張り詰めた空気を一瞬で塗り替えた。テレビ放送業が誇る大型音楽特番の真骨頂が、そこには凝縮されていたのだ。
芸能界の勢力図が激変し、STARTO ENTERTAINMENTへと新たな歩みを進めた現在だからこそ、当時のジャニーズ事務所所属グループが集結したfns歌謡祭 2022 ジャニーズのパフォーマンスは特別な歴史的価値を放つ。各グループが放った気迫、世代をつなぐリレー、そして二度と訪れない刹那の輝き。あの夜の熱気を多角的な視点から再検証する。
出演者&タイムテーブル総まとめ!冬の夜を彩った豪華布陣
2週にわたって生放送された2022 FNS歌謡祭は、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」の厳かな空気感とスタジオの躍動感が見事に融合した構成だった。第1夜(12月7日)と第2夜(12月14日)に振り分けられたアーティストたちは、J-POPの最前線を走るプライドを胸にステージへ上がった。
タイムテーブルの構築は極めて綿密だった。19時台のオープニングダッシュから始まり、20時台、21時台のゴールデン帯、そしてフィナーレへと向かう流れの中で、各グループの持ち味を最大限に引き出す選曲が配置された。KinKi KidsやNEWS、KAT-TUN、Sexy Zoneといった実績ある面々から、Travis Japanなどの新鋭までが隙間なくラインナップされ、視聴者のリモコンを離させない緊張感が番組全体を貫いていた。
King & Princeが見せた気迫のステージと語り継がれる名場面
あの冬、誰よりも強い視線を集めていたのがKing & Princeだった。5人体制での出演となった彼らが披露した「ツキヨミ」のパフォーマンスは、鬼気迫るものがあった。一糸乱れぬ激しいステップ、カメラのレンズを射抜くような眼差し。彼らが積み上げてきたスキルの粋が、あの数分間に濃縮されていた。
SNS上では放送中から驚嘆の声が溢れかえった。生放送特有の緊迫感の中で見せた完璧なフォーメーションダンスは、単なるアイドルの枠を完全に凌駕していた。曲が終わった瞬間の静寂と息遣いまでが電波に乗って茶の間に届き、観る者の感情を強く揺さぶった名場面として語り継がれている。
Snow ManとSixTONESが放った圧倒的熱量と圧巻のコラボ
ライバルであり盟友でもあるSnow ManとSixTONESの躍進も、番組の大きな起爆剤となった。Snow Manは難度の高いアクロバットと緻密なシンクロダンスを武器に「JUICY」などを披露し、圧倒的なフィジカルの強さを見せつけた。彼らが画面に登場するだけで、スタジオの空気が一段階跳ね上がるのが肌で感じられるほどだった。
一方のSixTONESは、持ち前の高い歌唱力と奔放なグルーヴ感で魅了した。型にはまらない生のボーカルワークは圧巻で、他アーティストとのコラボレーション企画でも強烈な個性を発揮。対照的なカラーを持つ2組が同じ特番内で繰り広げた競演は、日本のボーイズグループシーンの層の厚さを鮮烈に印象づけた。
なにわ男子の王道アイドル力と相葉雅紀が司会で魅せた安心感
キラキラとしたポジティブなオーラで会場を満たしたのは、なにわ男子だった。「初心LOVE」やウインターソングで見せた笑顔と親しみやすさは、老若男女が視聴する大型特番において絶大な求心力を発揮した。彼らのステージは、冬の寒さを吹き飛ばすような多幸感に満ちていた。
そして、長時間の生放送全体を温かく包み込んだのが司会の相葉雅紀である。後輩グループがスタンバイする際には的確な声かけで緊張をほぐし、ベテランのアーティストには敬意を込めたトークで寄り添う。永島優美アナウンサーとの息の合った進行も含め、生放送特有の不測の事態にも動じない相葉の柔らかな立ち居振る舞いは、番組の背骨として機能していた。
カメラの裏側で何が起きていたのか?未公開の舞台裏エピソード
華やかなオンエアの裏側では、アーティスト同士の深い絆を感じさせるシーンが数多く存在していた。出番直前の舞台袖では、グループの垣根を越えてハイタッチを交わす姿や、先輩からの短い激励の言葉に深々と一礼する後輩たちの姿が目撃されていた。
特に飛天の間では、円卓に座る他アーティストたちの前で歌唱する独特のプレッシャーが存在する。先輩たちが見守る中で堂々とパフォーマンスを終えた若手メンバーが、席に戻る際に向けられた温かい拍手に安堵の表情を浮かべるなど、生放送の画面には映り切らなかった数々の人間ドラマが現場を満たしていた。
TVerやFODでの見逃し配信とアーカイブ情報の現在地
放送後の反響を受け、多くのファンが求めたのが見逃し配信だった。フジテレビの公式配信プラットフォームであるFODや民放公式テレビ配信サービスのTVerでは、権利関係が極めて複雑な音楽番組でありながら、期間限定でのダイジェストや一部コーナーの配信が展開され大きな話題を呼んだ。
ただし、J-POPの大型音楽番組における楽曲権利や肖像権のクリアランスは非常に厳格であり、フルサイズでの恒久的なアーカイブ配信は行われないのが通例だ。現在、当時のフル映像を公式配信で視聴することは叶わないが、だからこそリアルタイムの生放送を目撃できた体験の希少性が際立つ。テレビというメディアが放つ一回性の価値を、改めて実感させるアーカイブ事情となっている。 (出典: fns歌謡祭 2022 ジャニーズ(Yahoo!ニュース))